ひまつぶし人間観察

田舎町の警察官

クリント・イーストウッドの監督・主演映画「CRY MACHO」を観た。
1930年生まれだそうだが、色気ありアクション場面あり、大したものだ。
メキシコを舞台に、元カウボーイと少年の心温まるストーリー。

イーストウッドの監督作品はいつも安心してみていられる。
自然で無駄がなく、嫌みなところもない。
わかる人だけわかればいい、という映画も多い中、誰が見ても共感できるようになっている。

渡辺謙が、インタビュー番組か何かで、彼の映画作りは制作関係者の中でとても評判が良い、と言っていた。
理由は、予算も掲示高のメンバーが集結している、という前提があってのことだろうが、リーダーシップのお手本みたいだ。

ダーティー・ハリーを見ていた頃は、まさかこんな大監督になるとは思いもよらなかった。
サンフランシスコ市警の厄介者刑事に過ぎなかったのに。
ダーティー・ハリーはとにかくカッコよかった。
悪者をバッタバッタとなぎ倒し、銃が炸裂する。
手に汗握るシーンの連続に圧倒されたものだ。

先日、夜8時過ぎに警察から電話があった。
何事かと身構えたが、
「3か月前に盗難届を出していただいた自転車が見つかりました」
この一行が出てくるまでに、5分以上かかった。
失礼ながら、「ご用件は何ですか?」と、3回以上問わねばならなかった。

朗報ではあるが、すでに保険で代わりの自転車を手にしているし、まったりしながらイーストウッド映画を見ている最中でもあった。

「書類提出の期限がありまして~ 印鑑とサインが~ お届けしないと完了にならないので~ 上司と相談しないと~ また電話してもよろしいですか~ 警察官の勤務時間の関係で~ 」

「~」の箇所にはそれぞれ5分ほどのグダグダが入り、30分を超える不毛な長電話だった。
電話代はあちら持ちだが、税金が使われると思うと腹立たしい。
夜11時頃再度電話があり、結局、自分一人では決められないので翌日午後また電話します、とのこと。
翌日、電話は来なかった。

サンフランシスコとは違い、長閑な日本の田舎町である。



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